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派遣とパートどちらがいいか
子育てもひと段落して「そろそろ働きに出たい…」と思ったときに考えますよね。
働きに出ると行っても雇用形態は様々で、
・パート
・アルバイト
・正社員
・契約社員
・派遣社員
と雇用形態も様々で何を選んだらいいかわからないですよね。
私の経験上ですが、子育てを理由に正社員を辞めた方は再度正社員として働くには精神的・ブランク共にかなり苦境を強いられると思います。
専業主婦だった場合は社会とのかけ離れてしまった時間は自分が思うよりももっともっと社会の方が進化していて時間の進み方も早いので付いていくのに必死になります。
じゃあ子供がまだ小さいうちはパートで、ということになるかもしれませんが、
ちょっと待って!パートをするくらいなら派遣という道も考えてみませんか?
派遣にはパートにはない違いやメリットがたくさん
パートに比べて時給が高い
もしあなたが事務職を希望している場合、ちょっとこちらの派遣案件が検索できるサイトで見てみてください。
事務職であれば、だいたい1500円以上(都内)の時給で募集がかかっています。
これがパートだとだいたい1000円くらいじゃないでしょうか?
500円の差は大きいです。
一日6時間働くとしても一日で3000円も違います。これが週3、月12日だと36000円も違うのです。
同じような事務のお仕事なら派遣の方が時給は断然高いですよ
派遣は人間関係が楽
私はこれが一番の派遣のメリットと思っています。
派遣社員はあくまで「よその人」なので人間関係をドライに保つことが可能です。
飲み会を断っても良し、お昼のランチは無理して誰かと一緒に行かなくてよし、
仕事さえきっちりやっていればわが道を行く孤独なライオンでもいいんです。
ただ、もし派遣先企業でずっと働きたい、直接雇用を狙っている、というのであればある程度の人間関係の構築をしておく方が良いでしょう。「よその人」ではありますがずっと働きたい場合はまずは契約更新されないことには続きませんのでその辺はうまくやる必要があります。
ただ、社員ほどは気を使わなくても大丈夫です。
派遣のメリットとして人間関係が楽なのは給料の次に大きなメリットとなります。
大手企業で働けるかも?
派遣社員を募集している企業はわりと大手企業が多い。
替えのきく簡単な事務作業員は社員ではなく派遣でいいや、という考えだからでしょう。
憧れの大手企業に潜入できるチャンスでもあります。
就職活動で狙っていたけど入れなかった企業や、自分のスペック(学歴など)ではとうてい受かりそうにない大企業で働けるチャンスです。
しかも大手ほど社内設備が整っています。社員食堂や休憩スペース、仕出し弁当などが充実していてさらには大きな駅の近くのビルに会社が入っていることが多いので、交通の便や、仕事帰りの買い物などを楽しめる可能性もあります。
職場に伝えにくい要望は派遣担当営業に言えばよい
働いているうちに、どうしても職場での悩みが出てくると思います。人間関係、仕事内容…etc
「業務内容が契約と違う」「セクハラ・パワハラ・いじめを受けている」などの契約上の問題や人権的な問題に関して派遣先企業に直接言いにくく、「言ってもいいのかな?」と迷うと思います。
でも派遣の場合は営業担当が必ずいるのでその営業さんに相談することができます!!
気をつけなければならないのは、言い方によっては派遣先企業に悪くとらえられて次回の更新がされない場合もあります。
ただ、次に述べますがこの企業での就業が終わったとしてもまた次の派遣先を紹介してもらえばいい話だけのこと。パートだとこうは行きませんよね?
履歴書は基本1回提出すればよい
派遣の場合は基本的に派遣会社に履歴書・職務経歴書を登録しておくので、1回派遣での勤務が終了しても次の派遣先企業を紹介してもらうのに履歴書を再度出す必要はありません。
パートだとこうは行きませんよね?
パートだったら応募の度に履歴書と職務経歴書と顔写真を提出しなければなりません。
ちなみに、派遣の場合は顔写真は必要ありません。派遣先企業に提出もされないです。
登録のときにだけ、登録用に派遣会社で写真をとりますのでこちらは用意する必要がありません。
求人案件が豊富
もし派遣先企業での就業が終わったとしても、派遣会社はたくさんの案件を持っていますから、あなたにスキルや勤務態度に問題がなければ派遣会社は次の案件を紹介してくれます。
パートだとこうは行きませんよね?
パートを辞めてしまったら、また次のパート先は自分で探さないといけません。
週5日のフルタイムの求人が最も多いのですが中には週3日とか一日6時間などの案件もあります。
ビジネスレベルの英語力や、PCスキル上級ですと時給も2000円近くになる場合がありますよー。
パートだと時給2000円なんてないですよね?!
もしあなたがスキルを持っているのであればすごくもったいない!!
日本最大級のポータルサイトのはたらこねっとから求人を一度見てみて下さい。
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東京×オフィスワーク×時給1600円以上で条件を指定してみると
なんと約11000件もの案件が出てきます!(2018年1月現在)
(同じ案件を複数の派遣会社が出していたりするので派遣先としてはもう少し少なくなると思います)
さらに「未経験×派遣期間3ヶ月以上」に絞って検索してみても約6000件あります。
近所のパートの募集でこれだけの数はありますでしょうか??
年齢をさらさなくて良い
派遣会社があなたを派遣先企業に紹介する際、年齢は伝えません。
職務経歴も、経歴自体は話しますが「どこの会社か?」など企業名は伝えなくて良いこととなっています。結婚しているか?なども基本的には聞かれることはありません。
もし今まで年齢で書類選考が通らない!という方は一度派遣での応募もしてみるといいかもしれません。見た目が実年齢より若い方はかなり有利かと思います(笑)
正直気になる派遣のここんところ!実際どうなの?
保険について
気になる社会保険加入ですが、条件があります。
私の所属している派遣会社では下記のようになっていました。(某大手派遣会社です)
雇用保険
(1)31日以上の雇用見込みがある
(2)週20時間以上の契約である
社会保険(健康保険・厚生年金)
週30時間以上の契約の場合
(1)週4日以上の契約である
(2)初回契約期間が2ヵ月を超える、または契約再締結により2ヵ月を超える
週20時間~30時間(未満)の契約の場合
(1)賃金月額見込が88,000円以上である
(2)1年以上の雇用見込みがある
(3)初回契約期間が2ヵ月を超える、または契約再締結により2ヵ月を超える場合
こちらに該当しない場合は保険加入はありません。
派遣から直接雇用で社員になれるのか
こちらは企業による、としか言えません。
もともと社員雇用前提の「紹介予定派遣」という制度もありますが、派遣で長く勤めるうちに先方に気に入られて
直接雇用の話が来るときもあります。
ただ、直接雇用といっても正社員の場合もあれば、契約社員だったりパート契約だったりするときもあるのですがね。
派遣からの直接雇用は0ではありません!
これは私の感覚ですが大企業は派遣は派遣のままですが中小企業ほど直接雇用をしている気がします。
採用にお金をかけられない事情もあると思います。
合わないと思ったらこちらから更新しなくてもいいのか
もちろんです!
これぞ派遣の醍醐味じゃないでしょうか。
ちょっと職場を試して見て合わなかったら次回更新しなければいいのです。
担当の派遣営業さんはなるべく続けるように説得するとは思いますが…(笑)
初回の契約期間はなるべく守りましょう。
契約期間中に辞めたい時
派遣された企業がどうしても合わない!!
自分のスキルに合わない!!(追いつけない、もしくは簡単すぎる)
正社員での仕事が決まってしまった!!
という場合。。できれば契約満了まで頑張って勤めるのが社会人としての最低限のマナーだと思います。
でも無理して続けて体や心を壊してもあなたにメリットはないので正直に担当営業さんに話して契約前に就業を終わらせられないか相談してみましょう。
「バックレ」はもっての他です。
その派遣会社から2度と紹介はないでしょう。
あえて言おう、派遣のデメリット
派遣は安定しない
派遣の一番のデメリットはこちらです。派遣の契約はだいたいが3ヶ月更新となっていて契約期間残り1ヶ月くらいになると、次の更新をどうするかの話になります。
このときに派遣先企業の都合で「次回更新なし!」という話も十分考えられます。
理由としてはスキルが見合っていなかったり、勤務態度が問題が多かったり、こちら側に問題がある場合もありますが、
「会社の業績が悪くて人件費がかけられない…」というこも起こりえます。
2008年後半から2009年にかけてリーマンショックの影響が企業にも出たとき、派遣の募集はほとんどなく、あっても時給がとても低いものでした。今と約200円程安かったですよ。
会社が傾いたとき、真っ先に切られるのは派遣社員からです。
企業としては契約満了すれば非がありませんので。
年齢で厳しい場合もある
先ほどは年齢は関係ない。とお話しました。半分は本当です。
もう半分は企業の本音としては実はやっぱり若い人を望んでいるのは事実です。
仕事の指示を出す人よりも年齢が高い人が入ってきてしまったらやりずらいはずですですよね。組織として構成を考えたときに年齢を全く気にしないことはありません。
それでも一応、派遣求人を出すときに年齢の指定はできないことになっていますが。
しかしこの売り手市場では嬉しいお話を小耳にはさみました!!
派遣会社の営業さんに話を聞くと、派遣の年齢が一番多いのが40代だそうです。30代はあまりいなくて、20代なんかもっといないとのこと。
あなたが30代前半だったら派遣としては全然若い方で重宝されるかもしれません。
派遣会社としてもWelcome!だと思いますよ。紹介される案件も年齢とともにやはり少なくなってはくるようです。
疎外感
人間関係は楽なのですが、「よそ者感」はやっぱり否めませんね。会社の行事とか、呼ばれないこともあり、会社の福利厚生は社員のみだし、社内販売も対象外だったりします。
それを悲しいと思うか、楽と思うかはあなた次第…。
交通費支給なし
都内の派遣案件はほぼ交通費は支給されません。
ここのところをよく考えて派遣案件を選びましょう。バスなどは定期も高いですからね。
住民税も自分で払う
住民税も給与天引きされません。よって自分で振り込むことになります。
6月くらいに役所から振込用紙が送られてきます。約4回にわたって分けて振り込むのですが、住民税けっこうあなどれない額です。
前年に多く稼いでいたらその分おおい税金となります。いきなりは払えないので自分でしっかり管理して毎月積み立てて置くことが大切です。
都内有利。自宅近くは案件がないかも
東京都内は派遣案件が豊富です。ある程度のスキルがあれば選び放題ともいえるでしょう。
ただ、首都圏以外だと派遣案件自体が無い…というか、派遣どころかパートもなかなか無いかもしれません。
勤続6ヶ月までは有給休暇なし
パートでもこのような条件はあるかもしれませんが、派遣は6ヶ月勤続しないと有給休暇が付与されません。
慶弔休暇もありません、もちろん看護休暇もありません。病欠もありません。
もし自分や子供が風邪をひいたり熱を出して仕事を休まなければならないときも、当日に急に有休休暇を使うこともできません。
あくまで事前に申請があってこそ有給休暇を取得することができます。
はたらこママ派遣
もちろん予定の関係でお仕事を休むこと自体は可能です。
ただ、時給が発生しないので手取りの給料が減っていくだけです。
また、私の所属している派遣会社では企業独特のお休みの日(お盆や年末)などは有給休暇を使うことできません。
あくまで「稼働日」に使用できるとのこと。
それでも同じ仕事なら派遣の方がいいと思う
もしあたながまだ30代~40代であるのなら、同じ事務仕事であれば派遣の方がお金は断然いい。
時間の融通も昔よりは利いていて、10時-16時なんて案件もちらほらあります。
パートのおばちゃん達に揉まれて人間関係に悩む必要もありません。
交通費と時給をよく比較してみて、メリットある方にしましょう。
時給1000円のパートと、時給1600円の派遣だったら1時間で交通費くらいは差を埋められます(都内でしたら)
時給1000円のパートと、時給1600円の派遣で月に120時間働いたとしましょう。(一日6時間×週5日×4週間)
その差額はなんと!
1000円×120時間=120000円
1600円×120時間=192000円
72000円!!!!
ただし、収入が月13万以上になってしまい年間も130万を超えるので旦那様の扶養からは外れてしまいます。
お金だけみれば派遣の方が断然いいのですが、もし生計を独立していないのであれば、
家庭のお金全体の事を考えて派遣かパートを選ぶ必要がありそうです。
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